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みどり屋 和草(にこぐさ) です

 わたしたちみどり屋 和草(にこぐさ) はミニ盆栽や苔玉、苔盆栽を販売しています。
 作り方や育て方の教室も行っています。
 和草は主にふたりの人間が運営しています。


 十数年前、ふたりはもともとは植物とはまったく関係のないサラリーマンでした。  
 小さな苔玉を手にしたのをきっかけにミニ盆栽や様々な苔などいろいろ買い求めました。
 しかし、ろくに植物を育てたこともなく、
 気に入って購入した樹や苔が日に日に元気がなくなっていきました。
 盆栽の本なども読んでみましたがうまくいきません。
 敷居の高そうな立派な盆栽をたくさん管理している盆栽園にも行ったものの
 なにも買わず、何もしゃべらず、すごすごと帰りました。

 当時住んでいた台東区に盆栽組合が運営している盆栽クラブがあることを知りました。
 週末にはいろいろな展示会があり楽しめます。
 常設の売店があり、盆栽や素材の樹、鉢や土などの資材も販売しています。
 行くたびにその売店のおじさんから選び方や育て方などいろいろ教えてもらいました。
 「まずは枯らさず一年育ててみな」と言われたことを覚えています。
 その後何年か通った盆栽教室を教えてくださったのも売店のおじさんでした。
 水やりや置き場所を変えただけで枯らすことはなくなりました。


 いつの間にか仕事にしていますが、わたしたち和草のベースにあるのはあのころのじぶんたちです。
 盆栽や苔に魅せられ手にしたとき、手入れのことを聞く場所がなく
 たくさん失敗して、本当に楽しくなるまで遠回りしました。
 失敗ばかりしていたからこそはじめての方の気持ちに寄り添えると思っています。

 やってみたいけど、何となく敷居が高く感じられた盆栽。
 手入れは必要だけれど、毎年毎年季節ごとにさまざまな表情をして楽しませてくれます。
 そんな気持ちをもっと気軽に感じていただきたいと考えています。



 ●お店の名前について
 「和草」とかいて「にこぐさ」と読みます。
 なかなかこうは読みません。古語辞典にはあります。
 
 「生えたばかりの草または、やわらかい葉や茎そのもの」をさし、
 「和し(にこし)」が柔らかいとか細いという意味だそうで、
 「にこやか」「にっこり」の擬態語もここからきているそうです。

 「うつくしい日本語」を集めた本で見つけたことばなのですが、
 「和」を「にこ」と読む。とてもやわらかい響きだなと思いました。
 生えたばかり(はじめたばかり)の気持ちを忘れない様にこの店名をつけました。

 ●植物のちから
 サラリーマンでビリビリ、イライラな毎日を送っていたころ。
 部屋の隅には放置していた鉢植えが。
 「葉っぱも落ちたし、枯れた」と思っていたのに、新たなちいさな芽をだしている…
 見つけたとき何度も言えないきもちになりました。
 何もいわないけれどちゃんと生きて、人間にパワーをくれます。

 そんな植物たちにちからを分けてもらいながら、毎日にこやかに過ごしたいです。
 みなさまのくらしもに豊かになりますように。




大島 恵(おおしま めぐみ)

埼玉県生まれ
利根川近くの自然豊かな田舎で育ち、草木に親しむ
家電メーカーから制作会社へ
東京の自宅マンションベランダで盆栽・苔玉を育てはじめる
制作会社退職後、
花き市場やホテルなど庭園管理の仕事をしながら
埼玉にある盆栽園の盆栽教室に通う

2006年 吉祥寺にみどり屋 和草オープン
盆栽・苔玉教室開講

NHK文化センタ―講師
セブンカルチャースクール 講師
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グリーンアドバイザー
インテリアコーディネーター
カラーコーディネーター
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「苔のある生活」監修
和田 久幸(わだ ひさゆき)
京都市生まれ

転勤にて大阪→東京へ
当時の不規則な生活に疲れたころに
苔玉・盆栽に出会う。
趣味でつくりはじめ、フリーマーケットや        
百貨店などへ委託販売などをしながら
苗木生産者などのもとで修行

2006年 吉祥寺にみどり屋 和草オープン

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盆栽士